この記事のURL

http://www.dango-itimi.com/blog/archives/2012/001104.html


ETC Gumroad で実際に物を売るための調査:随時追記

fladdict の方のブログで知った Gumroad

売るのも買うのも簡単、という点にひかれます。買う側はクレジットカード情報とメールアドレスを記入するだけというお手軽さで、わずらわしい会員登録の必要もなし。

私も何か試しに、ドット絵キャラクターアニメーション psd ファイルを、Web サイトや ゲーム用といった素材データとして売ってみようかな?と思いました。海外向け販売ページも製作すれば 細々と売れるかもしれない・・・!

しかして Gumroad で簡単に物を売ることができるとしても、別途 物を売るための法的な手続きのようなものが何かあるのではないか?と疑問に思いました。ここらへんの知識は私はまったく持ちあわせておりません。

twitter で Gumroad に関する情報を眺めてみたところ気になったキーワードがいくつか見つかりました。以下に挙げます。

特定商取引法に基づく表記

「特定商取引法に基づく表記」を販売物を配置するサイトに記述しておけば、物を売る事が可能になるとのこと。販売主の氏名や住所、電話番号などきちんと記述する必要あるため、個人で物を売るには この段階でためらう人がでてくるかもしれません。

私はと言えば、電話番号の記述に関してちょっと困ったことに。私は現在 親戚の家に居候している身分で家の電話番号を書くわけにもいかず、また、個人用携帯電話は所持していないため、Gumroad を利用してちょっとお試しにネットショップを開く、といった事は難しい状況。

確定申告

会社員の副業関連でよく目にする言葉の「確定申告」。副業で得た収入は 20万円に達しなければ申告の必要なし、ただし源泉徴収がどうたらこうたらで、20万円未満でも 副業の収入が給与として支払われているものなら申告する必要がありとかどうとか。
Gumroad で物を売るという行為は給与所得とはされない、という事になるのかな?もう少し調べる必要あり。

クレジットカード現金化に注意

動作確認でやってしまいそうなことですが、Gumroad で自分の商品を購入する行為は「クレジットカード現金化」行為にあたるとかどうとか。詳しくは調べていませんが注意が必要。

その他

後は上記事柄調査中に「商標登録」に関する記述が見つかりました。こちらもまだあまり詳しく調べておりません。物を売る行為と関係ない可能性もあります。


等々
Gumroad で簡単に物を売る事ができても、実際にきちんと物を売るための準備・手続きにまだまだ知識をたくさん必要としそうです。

追記メモ:随時追加)
 インターネットで通信販売を行う場合のルール
 http://www.no-trouble.go.jp/#1232103814528
 http://www.no-trouble.go.jp/page?type=gallery&id=1249545902878

pdf 内説明に、どういう場合が「販売業者に該当する可能性」が高いかが記述されている。
販売事業者に該当する場合には「特定商取引法に関する表示」を行う必要がありとのこと。
落札額が1ヶ月100万以上、一年で1000万以上等と書いてありますが、これはオークションの例なのかな?

Gumroad の対比して挙げられている loftwork では、上記 pdf に書かれている内容例を元に 「特定商取引法に関する表示」を書くか書かないかを判断しているようですが、どうなんでしょう。
 http://www.loftwork.com/blog/faq/seller/

特定商取引法に基づく表示は条件付きで一部省略可能という情報もあり。実際に経済産業省や消費経済課に問い合わせされている模様。
 http://ameblo.jp/suzuran-777/entry-10539112882.html
 http://blog.goo.ne.jp/sion-etsuko/e/2c82c34e6fa444eea1e03ab56399a12d

以下のページは要チェック。「Gumroad自体のシステムが日本国内にて法的に問題ないのか」や、前述した「クレジットカードショッピング枠の現金化」についても触れられています。

 Gumroadのサービスと資金決済法
 http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2012/02/gumroad-c2d4.html

海外の購入者に対しては、特定商取引法の表示は不要との事。特定商取引法の表示に関して英語ページは不要。
 https://twitter.com/#!/tomo_hiko/statuses/169462522431283200
逆に言うと、海外の購入者向けに何か特定商取引法のようなものが別途あるのかもしれないと疑問に。

調べてみた結果以下の情報が。全世界対応の表記は難しい模様。

 「特定商取引法の表記」海外向けについて
 http://profile.allabout.co.jp/ask/q-41568/

---
2012年2月20日
調査を一旦終了

Gumroad について触れているサイトは結構目にしますが、「Gumroad + 特定商取引法」 に関しては あまり触れているサイトがありません。現状皆無に近い。twitter ではちょくちょく単語自体は目にします。

特定商取引法に従うのであれば、販売主が購入者に対し事前に自ら身元を明かす義務があり、「Gumroad は販売主の顔が見えないから危険」という批判は誤りかもしれません。

「同人活動は趣味だから特定商取引法に基づく表示義務は発生しない(目をつぶってもらえる?)」という事があるらしく、これも相まってか特定商取引法に触れるサイトが少ないのかも。(イラスト販売の場合は「趣味のイラスト販売」に繋がる)

また、「twitterのタイムラインでフォロワーに一時的にデータの販売宣伝を行う」という行為に対し特定商取引法に基づく表記が必要なのかどうかは不明。

Gumroad のダウンロード URL は広がる可能性があるから危険、という問題に対し私に限った話をするならば、「素材の使用権を売る」という形で解決しそうです。

また何か情報が見つかりましたら追記します。

[ ETC ] 投稿者 siratama : 2012年02月15日 21:29

トラックバック

http://www.dango-itimi.com/blog/mt-tb.cgi/1064

コメント

以下コメントを書き込むだけでは、管理人には通知が行われません。通知を行いたい場合、管理人の書き込みに「返信」を押してコメントをしていただくか、あるいは Google+, Twitter へご連絡ください。




[EDIT]